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日本と途上国の「地域おこし」座談会を開催

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2017年1月12日

2017年1月10日に、龍谷大学経済学部主催で、日本と途上国の「地域おこし」座談会を開催しました。

国際協力と国内の地域づくりを支援している三好崇弘氏(コンサルタント会社代表及びNPO代表)の司会のもと、途上国の農村開発と日本の地域づくりの研究をしている経済学部 西川芳昭教授と元地域おこし協力隊の笹川 貴吏子氏が現場と研究の視点を交えて対談しました。笹川氏は、総務省が地域おこし協力隊制度を設立した初期の協力隊であり、長く茨城県常陸太田市の現場で活動をつづけ、現在、立教大学博士課程でその経験を研究として継続させています。

司会の三好氏より、日本と途上国の地域おこしに「グローバル化」の波が確実に訪れてきていることとして、青年海外協力隊が帰国後に日本の地域おこし協力隊になったことや、また宮城県の丸森町では、町の住民主体で、アフリカのザンビアへの支援を続けながら、自分たちの地域づくりをしている事例が紹介されました。次に、笹川氏より、地域おこし協力隊の概要に続いて、笹川氏がかかわった常陸太田市での地域おこし協力隊としての地域づくり経験が紹介され、その中で、「地域の誇り」という目に見えないけれども必要不可欠な要素に注力して地域づくり活動をしたことや、在来種である「里川カボチャ」の復活に奔走したこと、そして、隊員を卒業したあとの「その後」の活動について紹介がありました。最後に、西川教授は、地域おこしでは重要な概念である「開発(かいはつ、かいほつ)=Development」に関する概念の整理、途上国特にアフリカでも地域振興の重要性が見出されていること、専門家による開発ではなく住民自身による参加型開発の重要性がますます高まっていることなど、そこからグローバル化が進む現代において、地域と地域が直接つながる可能性が広がっていることが紹介されました。

参加者アンケートの結果は、参加者の満足度が高く(満足度1~7の7段階評価で平均点は5.6点)、参加者の意見では、「活動する側、研究する側、評価する側、の立場の違う意見を聞けてよかったです」という意見や「今まで地域おこしと聞くと成果はどうなのかを考えていましたが、地域の人達が満足できることだけでもすばらしい成果なんだと感じました」という意見、「ザンビアの人が京都に住めば生活できるが、京都人がザンビアに住めば生活できない、という言葉から、私達日本人はアフリカの人から学ぶべきことがたくさんあると思いました」という意見がありました。(内容まとめ提供:三好氏)

【開催のご案内】日本と途上国の「地域おこし」座談会(一般聴講可)

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