京都の歴史や伝統産業を絶やさないようにしてほしいです。私も大切にしていきたいと思っています。最近気になっているのは京町家。ちょっと広い空家があると、マンションが建ってしまう。小さいとガレージになってしまう。そんなまちなみは京都のイメージに合いません。観光客も何のために京都に来たのかわからないと思います。お寺があり、町家があり、文化財もあり、お寺を修復するような技術もある。それこそが京都です。
そういったものが残ってほしいと祈っています。
藤井さんはとても気さくで、私達が訪ねる度に、喜んで刷毛のことを話してくださいました。歴史ある刷毛について語る姿は真剣そのものでしたが、趣味で撮影されている写真のお話になるととても楽しげで、いろいろな魅力を持った方だと感じました。(安井)