安価な輸入品に押されがちな寝具・寝装品業界で、製法やデザインにこだわった高級品の生産販売で業績を伸ばしているのが、大正14年創業の大東寝具工業株式会社です。同社は、従業員18人の小さな会社ですが、「ブランディング」に強い関心をもつ大東利幸社長が、「快眠とくつろぎ」をテーマに、ガーゼ寝具やクッション座椅子などを次々と商品化し、国内外の高級品市場を開拓しつつあります。私たちは2012年7月13日、伏見区横大路にある同社をたずねました。迎えてくれたのは、社長の大東利幸さんです。約2時間にわたって、お話をうかがいました。

訪問者：宮崎、弓削、徳永、鈴木、津守
執筆者：宮崎、弓削、徳永

学生のコメント

今回インタビューで感じたことは、お客様と会社の距離が非常に近いことです。お客様の声をダイレクトに聞き入れ、それを商品開発に活かしていくのはとても素晴らしいことだと思いました。他の企業が中国などへ生産拠点を移すなかで、自分たちの力で会社を今の状態まで成長させ、さらにいち早くインターネット販売という手法に目を付けそれを成功へ導いた社長の手腕はすごいと感心しました。また、会社自体の雰囲気も和気あいあいとしていて素晴らしい職場環境に見えました。こうしたことが、大東寝具工業の飛躍につながっているのではないでしょうか。