実はスゴイんです！魅力ある中小企業in らくなん進都
「らくなん進都」とは、京都駅の南に広がる面積約607haの地域で、京セラや任天堂などの世界的企業が本社を構えています。また、京都大学を中心に京都市と（財）京都高度技術研究所が連携した研究開発拠点も整備されつつあります。新しい京都を発信するものづくり拠点としての役割が期待されており、独創的な事業を展開している中小企業も多数集積しています。当ホームページは、そうした中小企業を、私たち経済学部の学生が取材しまとめたものです。私たちの生活を豊かにする、"良きもの"を発案・製作しておられる中小企業を順次、わかりやすく紹介していきますので、お楽しみに。
大東寝具工業 株式会社
安価な輸入品に押されがちな寝具・寝装品業界で、製法やデザインにこだわった高級品の生産販売で業績を伸ばしているのが、大正14年創業の大東寝具工業株式会社です。同社は、従業員18人の小さな会社ですが、「ブランディング」に強い関心をもつ大東利幸社長が、「快眠とくつろぎ」をテーマに、ガーゼ寝具やクッション座椅子などを次々と商品化し、国内外の高級品市場を開拓しつつあります。私たちは2012年7月13日、伏見区横大路にある同社をたずねました。迎えてくれたのは、社長の大東利幸さんです。約2時間にわたって、お話をうかがいました。
訪問者：宮崎、弓削、徳永、鈴木、津守
執筆者：宮崎、弓削、徳永
こと京都 株式会社
こと京都株式会社は、高いブランド力をもつ京の伝統野菜、「九条ねぎ」の生産から加工、販売までを一貫して手がけています。農林漁業生産者が加工、販売までを担う「6次産業化」の成功モデルとして脚光を浴びており、テレビや雑誌などにもよく取り上げられています。脱サラをして農家に転じた、現社長の山田敏之さんは、九条ねぎを生産するだけでなく、カットし、それをラーメン店などに直接販売することで、高い付加価値を生み出しました。私たちがスーパーで手にするカットねぎも同社製が目立ちます。手軽に美味しい九条ねぎを食すことができるようになったのは同社のおかげともいえます。その実態に迫ろうと、私たちは2012年11月15日、伏見区横大路の本社をたずねました。管理部の山内修一課長が約1時間半にわたり、工場を案内してくださいました。
訪問者：宮崎、弓削、鈴木、津守、土居
執筆者：宮崎、弓削
株式会社京都科学
京都科学は、京都のハイテク企業の草分けとして知られる島津製作所の標本部に、その歴史を遡ることができます。学校の理科室などに置かれている人体模型が主力製品でしたが、現在では、医学部や看護学校、病院などで使われる医学・看護教育用シミュレータで国内トップのシェアを誇っています。医者や看護師の卵は、人体の全身モデルで心臓病の診察を訓練したり、腕のモデルを使って採血の練習をしたりと、シミュレータ製品を使って、医療の知識や技術を習得していくのです。私たちは2013年1月23日、伏見区にある本社をたずねました。
訪問者：土居、廣澤、デン、パゼラティ
執筆者：土居、廣澤