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Faculty of Economics

経済学部

学部長メッセージ

経済学部長 兵庫 一也

こちらをご覧になっていただいているということはなんらかの形で龍谷大学経済学部に関心を持っていただいているということですね。とてもありがたく思います。学部長挨拶として私は次の三つのことを私の決意とともに述べたいと思います。最初に大学での学びがますます重要になっていること。次に経済学とは何か。最後に龍谷大学経済学部の特徴を簡単にまとめたいと思います。

まず第一の点、大学教育の重要性について考えたいと思います。近年、AI(人工知能)技術は目覚ましい勢いで発展してきており、その活用範囲も大きく広がっていくことが予想されます。AIの発展によって無くなる仕事という話を様々なところで皆さんも耳にされるのではないでしょうか。では、AIにはできなくて人間にしかできないことは何でしょうか。それは「問いを立てる」ということです。疑問を持つ、世界を不思議に思うということは人間にしかできないことです。そして疑問を持つためには幅広い知識が必要です。専門教育だけでなく一般教養も含めた幅広い講義によって、学生に「知識」を持ってもらいます。そして少人数教育を通じで適切な「問いの立て方」を学んでもらいます。「学び問う」場所という大学の本来の姿を大切にしていきたいと私は考えます。

第二の点、そもそも経済学とは何かについて考えたいと思います。誰がどのように生産を行い、誰がどれだけの消費を行うのかという「分配の仕組み」を理解して、より良い仕組みを考えるのが経済学です。なんだか浪漫を感じませんか。

さて経済学は長い歴史を通じて独自の方法論を作ってきました。経済学の応用範囲はとても広いです。現在の大問題である少子高齢化や地球温暖化による環境変化もその分析対象です。また、世界標準の「経営学」は経済学を分析手法の一つとして用いていることも広く知られています。

一人の人間としてどのように意思決定して良いのか悩む場面もあるかもしれません。もちろん現実は経済学が想定するよりも複雑なので、経済学が絶対的な正解を与えてくれるわけではありません。しかし、そのような場合でも経済学は選択の目安を与えてくれるでしょう。

最後に現在の龍谷大学経済学部の特徴と言うか宣伝を簡単にして学部長挨拶の終わりとしたいと思います。なによりも強調したいのは素晴らしい教授陣の構成です。龍谷大学経済学部は経済理論に偏重するのではなく、研究対象となる地域に直接赴き、対象となる関係者に直接接するフィールドワークを行う研究者を多数抱えます。学生は経済理論を学び、またそれだけでは説明できない現実をフィールドワークを行うことで知る。そして適切な問いを立て分析を行う。あるいはフィールドワークの結果を理論的に分析し、理想的な状況と現実とのギャップを知る。このようなポジティブなフィードバックを学生が講義を通じて習得できる環境をさらに促進することが、学部長としての私の目標です。

経済学部長 兵庫 一也

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