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Faculty of Economics

経済学部

現代経済学科

  • 客観的なデータ分析能力と計画立案に基づいて、具体的な問題解決策を提示できる人材へ

    プログラム・ゼミ紹介

    産業経済プログラム

    応用政策プログラム

    経済データサイエンスプログラム

    地域経済や地方行政の問題点をさまざまなアプローチで考察

    現代経済学科では、地域経済の活性化や地方自治体の財政再建など、今日の具体的な問題を扱います。しかし、学び方は多彩。異なるプログラムで学ぶ3人に、学びの内容や学びをとおして感じたことについて語ってもらいました。

    地域経済や地方行政の問題点をさまざまなアプローチで考察

    阿部 更紗さん

    阿部 更紗さん

    現代経済学科 4年生(広島市立広島商業高等学校 出身)

    小城 温奈 さん

    小城 温奈さん

    現代経済学科 3年生(滋賀県立国際情報高等学校 出身)

    田口 顕秀 さん

    田口 顕秀さん

    現代経済学科 3年生(滋賀県立彦根東高等学校 出身)

    産業経済プログラムについて

    田口:産業経済プログラムは、企業・産業・地域経済など、現場密着で経済を考えます。そのなかでも、私達は中小企業論と地域産業論を勉強していて、中小企業論では、主に日本の中小企業制度や中小企業の置かれる現状について学んでいます。地域産業論では、地域経済に着目し、産業集積やイノベーションの観点から「地域」と「産業」の結びつきについて理解します。企業だけでなく、金融機関や地方自治体・大学といった地域の構成員の役割をふまえ、地域経済のあるべき姿を自分なりに考えました。

    応用政策プログラムについて

    小城:応用政策プログラムは、さまざまな経済・社会問題を学び、それらを改善するための政策を提案することを目標としています。そのなかでも、私達は地方財政論を学んでいます。地方財政論では、地方自治体の活動や、日本の地方財政システムや地方財政が直面している問題について学びました。また、市場において理想的であるためにはいくつかの条件があり、それらの条件を満たさないと「市場の失敗」が発生してしまいます。この問題が発生してしまう原因などについても学びました。

    経済データサイエンスプログラムについて

    阿部:経済データサイエンスプログラムは、ビッグデータ時代の新しいデータ分析の手法を学びます。授業では、まずは先生の説明やテキストから、統計や計量経済学の理論を勉強しました。その後、実際にコンピュータで統計ソフト等を用いて分析をします。学期末には、自分でテーマを設定して、実証研究レポートを提出しました。

    それぞれのプログラムを学んで

    田口:私が勉強している中小企業と地域産業では、少子高齢化や産業の空洞化等による地域産業の衰退や中小企業の存続危機が大きな問題になっています。地域産業の衰退については、新しい産業集積の確立や地域の構成員の役割の再検討が解決に向けて必要だと考えています。この解決に向けては、活力ある中小企業の存在が必要不可欠です。そのため、一企業や地域だけでなく、関わりをもつ機関やサプライチェーンからの視点も考えなければなりません。
    阿部:私が勉強しているデータサイエンスにも関わってきそうですね。
    小城:中小企業の存続危機といえば、地方自治体の役割が大きくなります。地方自治体は、資源の配分を回復させるための機能や所得の格差を是正するための機能、失業などの問題に対して安定した経済社会を実現するための機能などを、その自治体に属する市民や企業に提供します。具体的には、地域間での所得格差による教育・医療サービスの違いや失業問題、地方財政の状態などが挙げられます。多くの地方自治体にとって、失業を減らすための雇用の創出や、財源としての地方法人税の確保など、地元の中小企業の活性化は重要な問題です。
    田口:本当にそうなんです。その自治体を巻き込めるかは重要だと思います。今では役所の人たちも問題の重要性をわかってくれていますが、何が問題で、何をしなければならないかを認識して共有することはとても難しいです。だから時間をかけて、しっかりと問題の構造を見極めないといけない。
    小城:現在財政状態が厳しいとされている京都市は、行財政改革計画を打ち出して財政の再建をめざしています。同様に各地方でも、それぞれの問題に適切な対応策を打ち出して解決を試みているようです。
    阿部:まずは目の前の事象の特徴をいかに正確につかめるか、次にそれに対して適切な対策を、ということですね。データ分析は、社会政策からマーケティングまで、幅広く身近で活用されています。現代社会においては、よりよい企業戦略や政策を行うために、さまざまな取り組みがなされています。そのなかでも特に、ビッグデータをいかに活用するかがカギになるといわれています。信頼できるデータを科学的手法に基づいて分析し、そのエビデンスに基づいた意思決定を行うことが求められています。
    小城:地方自治体もいろいろと対応を迫られています。マイナンバーカードとか。
    田口:そうですね。だけど、現場の声も重要です。学問的によしとされている技術やシステムも、個々の現場の状況はさまざまであり、その企業・地域に適合するかはわかりません。例えば今日、政府は企業にデジタル活用を広く推進していますが、実現できていない地方企業が少なくありません。それは地方企業の怠慢ということではなく、現場の声がないと最終的な政策提言も机上の空論となってしまうのです。サプライチェーンのデジタル化の促進を図る場合も、現実とのギャップを埋めるために、現場のヒアリングは欠かせないと実感しています。
    阿部:そうかもしれないですね。私達はそういう視点を見逃しがちかもしれません。
    小城:私たちの生活に関連するサービスのほとんどが地方公共団体によって提供されていますが、市場の外部性のために民間の企業だけではうまく機能しない場合があるときに政府が市場に介入して補完するといった役割があります。コンピュータリテラシーといった教育の問題は外部性ですが、短期から長期の資金調達の問題もあるでしょうし、そもそも事業の存続が見込めなければ投資もできませんからね。 阿部:理想や未来を見るためには、足元の現実も見なければならないということですね。

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    経済理論プログラム

    現代の経済理論を学び、分析力・論理的思考力を養う

    経済学の基礎を学んだうえで、より高度な現代の経済理論を勉強します。
    経済モデルをつかって、複雑に入り組んだ経済現象の背後にある本質をとらえる方法を学びます。

    浜口 凜太郎さん

    浜口 凜太郎さん

    現代経済学科 3年生(香川県立小豆島中央高等学校 出身)

    マクロの目で経済を分析し、未来を予測する

    「マクロ経済学」の授業では、GDPをはじめ円安や円高、為替レートなどの概念が何であるのかを理解しながら、経済の大きな流れをつかんでいきます。ミクロ経済学が個人規模の消費を分析するのに対し、マクロ経済学は個々の財からなる国家規模の集計量を分析します。

    この授業のおもしろさは、マクロデータの計算にもとづいて経済主体の行動を定式化・分析しながら、現在のGDP成長率や失業率、物価指数、為替レートなどを把握し、さらに予測できることです。また、景気改善といった過去の社会課題に対する政府の財政施策を検証することで、現在の社会問題を解決するために必要なアイデアや論点も整理しやすくなります。これまで「物価が上がると嫌だな」と目先の部分しか見られなかった私ですが、授業での学びをとおして、なぜ物価が上がるのか、それが社会にどんな影響をもたらすのかなど、広い視野で経済をとらえ、自分で考えられるようになりました。

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    藤田 光さん

    藤田 光さん

    現代経済学科 3年生(兵庫県立芦屋高等学校 出身)

    ゲーム理論によって身近な問題を解きほぐす

    「ゲーム理論」では、政府や企業、個人など複数のプレイヤーが存在し、各自の行動や意思決定が他者に影響を与える相互依存的な状況を想定したうえで、どのような行動が最適なのかを考えます。また、人間行動を分析し、社会の制度や習慣そのものの見直しも図ります。

    そのように学ぶことで、複雑な物事を抽象化して考え、アプローチする姿勢が養われます。私はこのゲーム理論を応用し、「就職活動のシステムに関する合理性の検討」をテーマに卒業研究を行っています。現在、就職活動の早期化・長期化がもたらす大学での学びへの影響が社会問題となっています。私の周りでも、就職活動と学業を両立させるのに苦心する学生が多く見られました。研究によって就職活動の仕組みが非効率とわかれば、経済理論を用いて改善を検討し、反対に就職活動としては最適な仕組みであるとわかれば、大学教育のシステムなどを分析することで課題解決に近づけるはずです。

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    Seminars ゼミ紹介

    現代経済学科 金子 裕一郎ゼミ

    社会経済学
    ―日本における「女性の社会進出」の実情を多角的に分析―

    性差別をとおして、現代の家族と企業の関係を考える

    村上 理桜さん

    村上 理桜さん

    現代経済学科 4年生(奈良市立一条高等学校 出身)

    これから社会人となる一人の女性の立場から、現在の日本経済が抱えている課題をより深く知りたいと考え、社会経済学のなかでも女性の社会進出を研究テーマに選びました。現在、政府では少子高齢化問題の解決策として、女性の社会進出を推奨しています。しかし、仕事は男性、家庭は女性という意識を転換させるのは難しく、そこで生じた課題を解決するまでには至っていません。女性の社会進出は法律で制度化されているにもかかわらず、就業規則に記載していない企業があることを知ったときは大きな衝撃を受けました。金子ゼミでは、ジェンダーの課題を多角的な視点で考察し、当事者へのインタビュー映像なども用い、一歩踏み込んで学んでいます。これから社会に出る身としては、自分が持つ権利はきちんと主張しつつ、ゼミで学んだ知識を活かして家庭と仕事が両立できるよう努めていこうと考えています。

    山口 さくらさん

    山口 さくらさん

    現代経済学科 4年生(大阪府立登美丘高等学校 出身)

    金子ゼミでは社会経済学や家庭経済学の観点から、格差や差別といった社会問題を考察します。私は、日本で女性の社会進出が推進されているにもかかわらず、ジェンダーギャップ(男女格差)指数での順位が国際的に低いという矛盾に興味をもち、男女共同参画社会を研究テーマにしました。研究では、職場や家庭、学校などに潜む現代日本の問題点をデータからあぶり出し、論理的に自分なりの結論を導き出します。日本の政策や歴史、現在における女性の働き方の実情など、さまざまな資料や立場から論説を展開したことで、幅広い視野をもてたと感じます。また、研究をとおして「男女共に平等に働ける環境」に対する意識も深まりました。この考えを軸にすることで、就職活動でも、企業研究や面接時の質問を多様な視点から考えることができたと思います。

    [主な卒業論文テーマ(現代経済学科)]

    • ビッグデータとプライバシー問題
    • 人工知能が雇用に与える影響
    • 代替医療の現状と今後の展望
    • スポーツと経済
    • 災害時におけるSNSの有効性
    • ゲーム理論を用いた良好な人間関係の分析

    現代経済学科の教育の特色

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