アフリカやアジアなど、発展途上国の貧困・社会経済問題について、計量経済学的手法を用いて実証研究しています。途上国の人々を対象に、個人や世帯の生活状況、所得(消費)、就業・教育状況などを詳細に聞き取り、そのデータをもとに、貧困解消の糸口となる政策を探ります。
「開発経済学」では、発展途上国の貧困・社会経済問題について、ミクロ・マクロ経済学の考え方を踏まえたうえで、理論・実証的に学びます。
演習科目では、我々の日常生活が途上国の問題といかに結びついているかを知るために、近所のスーパーを調査し輸入品マップを作るなど、グループワークを行っています。学生たちは、途上国の貧困の現状、解決策について学術的に学ぶのみならず、カンボジアの学校支援プロジェクトを立ち上げるなど、積極的に途上国と関わっています。
世界各地からの観光客と身近に触れ合えるのが京都のいいところだと思います。大学のすぐそばにある伏見稲荷でも、多くの外国人が思い思いに日本文化を楽しんでいます。私自身も、今まで外国に目を向けがちでしたが、日本の伝統や文化に触れながら、日本のこと、世界のことを考えていきたいと思っています。